2023年もコツコツと信念をもって
今年の日本の冬、10年に一度といわれる寒波到来で各地で注意が払われています。この後も、異常気象は当たり前のように訪れてくるのでしょうか。動植物の減少、温暖化の問題そして戦争、社会格差など。それぞれ異なる問題のようにも見えますが、つながっていると感じています。プリヨは今年もできることから、地道に取り組んでいきます。まだまだ未熟な団体です。ぜひ皆さまからのご指導やご鞭撻をどうぞよろしくお願いいたします。
新年あけてまもなく、プリヨの活動についてお話しする機会や製品をご紹介するイベントに恵まれました。
千葉大学国際教養学部の佐々木綾子先生ご担当の「国際人権論」の講義では、エクマットラが制作した映画「アリ地獄のような街」を予め視聴した学生さんたちに向けて、エクマットラ共同代表の渡辺大樹さんとプリヨ平松が登壇させていただきました。渡辺さんからエクマットラの活動紹介と合わせて、今までの経験からご本人が感じてこられた国際協力などの在り方やこれからの将来を担う日本の大学生への熱いメッセージが伝えられました。平松からはプリヨとエクマットラハンディクラフトの活動紹介と合わせて、ファストファッションで起きた事故について触れました。プリヨのような小規模な団体が動くことも意味がないわけではありませんが、あらゆる組織や企業がその活動や仕事において関係してくる人々また及ぼす自然環境への影響について配慮していくことが非常に大切さであることを伝えたいと思ったからです(今回は、人々への配慮にスポットを当てました)。また、講義の中でエクマットラが目指す社会の形の一つとして渡辺さんがお話しされた「児童労働で成り立つ社会をなくす」を実現することは、プリヨの活動においても大変意識している事柄で、それを実現するためには私たち日本人の消費行動も変えていくことが不可欠と考えています。消費者の多くが人権や環境へ配慮された製品を求めるようになれば、今ある組織や企業の意識が変わっていくと信じています。今年もプリヨは信念をもって、小さなお子さんから大人の方まで幅広い年齢層の方々へ「社会をよりよくするために、今私たちにできること」を伝えていきたいと思います。
また、昨年に引き続き、ペリエ千葉で「ちばフェアトレードマーケット」が開催されました。「千葉市フェアトレードタウン推進グループ」が主催、千葉市と「フェアトレードちば」が共催のもと企画開催されました。
「フェアトレードタウン」について、今回は簡単にですが触れたいと思います。
一般社団法人 日本フェアトレード・フォーラムのサイトより以下抜粋。
https://fairtrade-forum-japan.org/
”「フェアトレードタウン運動」とは、「まちぐるみ」、つまり、まちの行政、企業・商店、市民団体などが一体となってフェアトレードの輪を広げることで、不利な立場、弱い立場に置かれた途上国の生産者の人たちの自立や環境の保護保全に貢献しようとする運動です。”
世界のフェアトレードタウンの認証を受けている市の数は現在2208か所、その内、日本は6か所です。千葉市では、2年ほど前より有志が集まり、フェアトレードタウンに向けて少しずつ動き出しています。千葉市フェアトレードタウン推進グループでは、フェアトレードタウンの認証を得ることだけが目的ではなく、私たちが目指す街づくりを実現していくために活動を広げていくというところが魅力だと思います。あなたの街でもフェアトレードタウン運動が広がっているかもしれません。ぜひチェックしてみてください♪