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寄付先「TSUGAnoわ子ども食堂さん」代表 田中照美さんのお話し♪

新型コロナの影響で3食十分に食べられない子どもたちが増えている...

そんな実態を知り、2020年5月より「プリヨありんこさん寄付企画」を開始し、継続しています♪

寄付先である「TSUGAnoわ子ども食堂」の代表田中照美さんにお話しを伺いました。

田中さんは、3年前に子ども食堂の活動を始められました。地域の輪に入りづらく、助けを求めにくい環境にある子どもたちとご家庭をサポートするために、地域の人々、大学生や専門学校のボランティアさんと共に力を合わせて運営しています。

小学生を中心とした子ども約50名と独居をされている大人約20名の約70名が食堂を利用しています。その内、2割程度は困窮家庭。新型コロナでその数は増え、より深刻になっています。

子ども食堂で定期的に「トモ飯」と名付けられた食事を提供していますが、新型コロナによる状況変化に合わせて、食材の詰め合わせパントリーのお届けや「トモ飯」をお弁当にしてテイクアウトの形をとるなどし、サポートを行っています。

TSUGAnoわ子ども食堂さんの活動は、ただ単に食事を提供するだけではありません。
利用者の皆さんにいかに楽しんでもらえるか、いかに一人で悩まないでいてもらえるか...
季節に合わせたイベントを開催したり、国際交流の場を設けたりと様々な企画を盛り込んでいます。

お話しを伺う中で、田中さんは子ども食堂の利用者さん一人一人の様々な問題を時間をかけて受け止めている様子が伝わってきました。田中さんご自身にもご家庭があり、子育てをしている中、どうして多くの利用者さんに対して心優しく丁寧な対応ができるのか、それは田中さんのお人柄はもちろん、生い立ちにもありました。

田中さんの本業は社会福祉士さん。40年以上前にお父様が創められた生活ホーム(障碍者の方々のグループホーム)を引き継がれました。

40年以上前、障碍者の方々は施設の中で育てられ、大人になっても社会に出ることなく過ごすことが当たり前とされてきました。田中さんのお父様は障碍者の方たちが社会にでる機会を創り出したい、家というものを知ってもらいたいという強い想いから、中程度の障碍者の方々をご自身の家に引き取り、そこから作業所へ通勤させる新しいスタイルを創り出しました。

そのため、田中さんは幼少時代から、20名くらいの障碍者の方々とともに暮らし、大勢で賑やかに食事を摂ることが当たり前でした。しかし、当時そういった活動は大変珍しく、世間ではなかなか受け入れられませんでした。田中さんご自身も偏見の目で見られることがありました。そんな中、理解を示す友人たちに恵まれ、そのような状況を乗り越えてきました。

その後、社会人になられた田中さんはご自身のご家庭を築かれご両親とは別々に暮らしていました。しかし、お父様が引退の時期に差し掛かり、生活ホームを閉めざるを得ないことを知った田中さんは、ホームで暮らしている方たちのことを考えました。再び施設に戻ってしまう人たちがいること、40年前の状況に戻ってしまう人たちがいることに心を痛めました。

そこで、田中さんご自身が資格を取り、ご家族とともにご実家に引っ越し、お父様の生活ホームの活動を引き継がれました。今は、田中さんのサポートの元、障碍者の方々はご自宅近くのマンションで自立生活を続け、そこから作業所へ通うことができています。田中さんのご自宅の1階部分に設けたコミュニティスペースには、その方々が気軽に行ったり来たりすることができ、家庭の役割を果たしています。

お父様と田中さんがこの活動を継続することができるのは「地域の方々の支えがあるからこそ。」という地域の人々への感謝の気持ちを常に忘れずに活動を続けています。
そのため、「皆さんに恩返しがしたい」という想いから子ども食堂を始められました。
 
田中さんの原点である生活ホーム。そこで培ってきた力=様々な状況や思いを持った人々とともに助け合い、協力して暮らすということ。これが今の田中さんの子ども食堂の活動に繋がっていると感じました。

新型コロナの影響で、困窮家庭が増えている今、田中さんの奮闘は続きます。今後も引き続き、プリヨは皆さまからの大切なご購入をTSUGAnoわ子ども食堂へつなげていきます。